歩くとかかとが痛い、急にかかとが痛くなった
歩行時にかかとが痛い、急にかかとが痛くなったといったことはありませんか?
背景に、疾患が隠れていることもあります。「気のせいだろう」「そのうち治るだろう」と放置せず、お早目に当院にご相談ください。
歩くとかかとが痛い場合に考えられる疾患
足底筋膜炎
足指のつけ根からかかとにかけて位置する「足底筋膜」に炎症が起こり、かかとの中央に痛みをきたします。
走る、ジャンプする、ストップ&スタートの運動が多いスポーツ、長時間の立ち仕事・歩行などを原因として発症します。
薬物療法、装具療法、リハビリテーション、体外衝撃波治療などによる治療を行います。拡散型圧力波治療器『BTL6000TopLine』を用いた治療です。
体外衝撃波が組織深部にまでエネルギーを伝播し、損傷した組織の再生を促進します。五十肩やテニス肘、手根管症候群、大転子疼痛症候群、肉離れ、ジャンパー膝、アキレス腱炎などの治療にも有効です。
アキレス腱付着部症
スポーツ、肉体労働などによる繰り返しの負荷によって、アキレス腱とかかとの骨の付着部に痛みが生じます。その他、筋肉の柔軟性低下、不適切な靴の使用、かかとの骨の異常などのリスク要因となります。
治療では、ストレッチ、薬物療法、装具療法、体外衝撃波治療などを行います。かかとの深い靴は傷みが出やすいため、適切な靴を選択したり、中敷きを使うといったことも有効です。
拡散型圧力波治療器『BTL6000TopLine』を用いた治療です。
体外衝撃波が組織深部にまでエネルギーを伝播し、損傷した組織の再生を促進します。
五十肩やテニス肘、手根管症候群、大転子疼痛症候群、肉離れ、ジャンパー膝、アキレス腱炎などの治療にも有効です。
アキレス腱滑液包炎
ハイヒールを履く方によく見られます。かかとにある滑液包が炎症を起こし、腫れ・痛みを伴います。交通事故に伴う外傷によって発症することもあります。
治療では、靴底のかかとのあたりにヒールパッドを入れ、かかとへの圧迫を軽減します。湿布やクリームを併用することもあります。また、ハイヒールを原因としている場合には、その使用の中止が必要です。
これらの保存療法で改善しない場合には、かかとの骨の一部を切除する手術が必要になります。
踵骨骨端炎
10歳前後の男の子によく見られる疾患です(女の子の2倍の頻度)。
主にオーバーユーズを原因として発症し、かかとの痛み、腫れを伴います。かかとが痛むため、つま先歩きになるケースも見られます。
治療では安静が第一となります。痛みが強い・続く場合には、松葉づえを使用したり、中敷きを活用したりすることでかかとへの負荷・刺激を回避します。
その他、湿布、マッサージ、ストレッチなども有効です。
かかとの痛みが続く場合には早めに当院にご相談ください
股関節の痛みは、スポーツの継続だけでなく、歩行や立ち座りなどの動作を困難にし、QOLを大きく低下させます。
痛みを避けるために動かないでいると筋力が低下し、さらに運動が難しくなるという悪循環に陥ります。加齢だけが原因ではなく、上記のような疾患・障害が隠れていることも多いため、痛みが続く場合にはお早目に当院にご相談ください。